映画の感想とか

映画の簡単な感想

明日への地図を探して

タイムリープ物だけど、いわゆるタイムリープ物みたいに独善的な行動に浸ることなく、同じくタイムリープしているヒロインと繰り返す一日の中で小さな奇跡を探していく。

 

繰り返しの中で分かっている行動への対応が自然で美しい

 

主人公は段々とヒロインに好感をもっていくがタイムリープした世界から抜け出すことを考えないヒロインは友達に留めようと止める。

 

主人公も日々を繰り返す内に段々と考え方も変わり家族や身の回りにも目を向けていくが対照的にヒロインは刹那のタイムリープに囚われている

 

主人公の身の回りは少しずつ変わり始めヒロインにも囚われる理由があることに気づき、さらに変わっていく主人公がひたむきで眩しい

 

ヒロインも自分の大切なもの、悲しみと向き合いタイムリープから抜け出す決意をする、悲壮感もあるがこちらも真っ直ぐで眩しいくらいの生き方

 

単調な繰り返しのような世界の中にも大切なものがあると教えてくれるいい映画だった